
こんにちは。NPO法人ろう・難聴中高生の学習支援の会ホームページを見てくださりありがとうございます。
当NPO法人は、「ろう・難聴中高生の学習塾」という学習塾の運営を主な活動として行っております。
学習塾は、2010年に日本社会事業大学の「聴覚障害者大学教育支援プロジェクト」の一環として、日本財団より助成を受けて、「ろう・難聴高校生の学習塾」という名前で始まりました。最初は数名の生徒を対象に開講していた学習塾ですが、徐々に受講生も講師も増え、多い時には同時に50名の受講生が参加していました。
2020年度より、大学のプロジェクトを離れて当NPO法人が日本財団の助成を受けて学習塾を運営することになりました。中学生からも参加したいというご相談をたくさん受けるので、これからは中学生も歓迎し、「ろう・難聴中高生の学習塾」として活動をしてまいります。
10年間、学習塾をやってきて、はじめは「大学なんて無理だ」「学校の勉強にもついていけていないのに」と言っていた生徒たちが、大学に合格し、大学を卒業するのを見てきました。「わかると勉強は楽しい」と言ってもらえることも多いです。
ろう・難聴の生徒たちにとって、学校以外で学習する場は非常に限られています。ろう・難聴に配慮した、手話や文字などそれぞれの生徒に合った方法で指導が受けられる機会は、非常に少ないのが現状です。入試はもちろん、日常の学習も、配慮が十分でないために常に「ハンデ戦」でがんばっているろう・難聴のみなさんそれぞれに合った学びやすい環境で学習してもらうことが、この塾の目的です。そして、学校以外で、同じろう・難聴の生徒と会い、会話し、ともに学び合う交流の場として、ろう・難聴当事者の講師やアルバイトスタッフと接する中で多くの選択肢を知ってもらう場として、塾を開講しております。
これからもろう・難聴のみなさんとたくさんのことを学んでいきたいと思っております。是非、お気軽にお問合せください。
NPO法人ろう・難聴中高生の学習支援の会
理事長 斉藤 みか
顧問 斉藤 くるみ(日本社会事業大学 社会福祉学部教授)