もう少しで2020年も終わりますね。
今年は1月・2月に対面で塾を開講したきり、3月以降はすべてオンラインでの開講になりました。
3月から公立の学校が休校になると聞いて、急遽オンラインに切り替えました。
最初はSkypeやTwitter DMなどを使った指導でした。
新年度に入ってもオンラインでの開講を続けることにして、
オンラインでも対面のときとできる限り同じように指導ができるよう、
ビデオ通話を基本として、ろう者講師の手話クラスはもちろん、
手話通訳付き、文字情報保障付きのクラスも準備しました。
今年は初めてインターンシップも受け入れました。
普段は、塾の卒業生を中心に、ろう・難聴の大学生のみなさんに
アルバイトをお願いしていますが、今年はオンラインでの開講が続き、
アルバイト自体お願いせずに運営をしておりました。
秋になりインターンシップ受け入れの打診をいただき、
オンライン開講の運営、準備を手伝ってもらいました。
オンラインでの開講は、いろいろな面で対面とは違います。
しかし指導の内容・質以上に、対面でないために受講生同士の交流の機会が少ないこと、
雑談できるような時間が少ないことが気がかりです。
ろう・難聴高校生の学習塾は、学習支援をすることが第一の目的ですが、
同じろう・難聴の生徒たちが集まり、当事者の講師や先輩に会って話す場としても
重要だと考えてきました。
その機会がないことが、最も残念です。
対面の再開を待ってくれている受講生のみなさんには申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
もう少しオンライン開講が続きそうです。
ご参加いただいたみなさんには、いろいろご負担をおかけしました。
オンラインといういつもと違う形になっても、変わらず参加してくださったみなさん、そして保護者のみなさまに心から感謝いたします。
いかなる状況下でも、学習の機会を提供し続けられるよう、引き続きがんばります。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
ろう・難聴高校生の学習塾 代表 斉藤みか